11月1日(もう過ぎている^^;)にルートサーバーの1つである
LルートサーバーのIPアドレスが変更になりました。
・ICANN Blog (ICANN本家のブログ-英語)
・JPNIC(上記ページを翻訳した情報-日本語)
今までのアドレスも半年間は継続して利用することが約束されているそうですが
最終的にはサービスを停止するとのことですので、これに伴いネームサーバーを
運用している人はルートサーバー情報を書き換える必要がでてきました。
善は急げということでBINDでいくつか運用しているサーバーの設定を変更してみました。
まだ対処がお済みでない人は参考になれば幸いです^^
方法はとても簡単
BIND8の場合
# locate named.root
/var/named/named.root
こんなかたちで見つけましょう。locateが使えない人はfindコマンドで。
# vi /var/named/named.root
. 3600000 NS L.ROOT-SERVERS.NET.
L.ROOT-SERVERS.NET. 3600000 A 198.32.64.12
↓変更
. 3600000 NS L.ROOT-SERVERS.NET.
L.ROOT-SERVERS.NET. 3600000 A 199.7.83.42
リロードする場合
# /sbin/service named reload
リスタートする場合
# /sbin/service named restart
BIND9の場合
named.caというファイルが編集対象となるだけで後はBIND8と同じです。
はい、お疲れ様でした!^^
しかしルートサーバーのIPアドレス変更ってどうなのかと。。。
結局昔のIPアドレスでの運用は停止できずそのまま継続して使われる気がしないでもない^^;
とある仕事でメールが受信できないトラブルが発生し調査したことがあったのですが、
なぜかトラブルのある人だけ毎回通信がタイムアウトしていることがありました。
その際にメールの受信件数を把握するためメールボックス(Maildir形式)内の
ファイル数を数えてみることにしました。
今回はメール件数を把握するために使っていますが汎用的に使えますので
備忘録として記録しておこうと思います。
例) /var/mail/aaa にあるファイル数を確認する場合
find /var/mail/aaa -type f | wc -l
これだけです。
findはファイルを検索するコマンドで、この出力(検索結果)をwcコマンドで受けることで
ファイル数が分かるという仕組みですね。
ちなみに、上記の方法ですとfindでファイル形式を指定していませんので全ての
ファイルが検索対象となり、純粋なメール件数だけでなく設定ファイルなども
含まれますが、それはまぁ誤差ということで^^;
# 余談ですがメールが受信できなかった人はなんと2万件もメールがありました(O_O)
祝! Drupal5 リリース
Drupalが先日6周年のめでたい日にあわせて
メジャーバージョンアップをしましたね(Drupal5)
このサイトの存在も忘れるぐらいやることだらけで暇がなく
忘れかけていたことも多数ある中、
無謀にもアップグレードしてみようとチャレンジしてみました。
まず結果から。。。
今現在(2007/02/02時点)は様子見していた方が無難でしょう^^;
理由は色々あるのですが、昔からDrupalの弱点に感じていた
「モジュールの汎用性(流用性かな)の低さ」が一番ネックでしょうか。
メジャーバージョンアップは当然ながら0.1単位のバージョンアップでも
モジュールの仕様が変わりそのまま使い続けることができない。。。(下位互換性を持たない)
よって新しいバージョンができるとその都度
利用しているモジュールの対応版が出てくるのを待たないといけません。
さらにこれらの追加モジュールはバージョンアップの際に一旦無効にして
アップデート後に再度有効にする必要があるなど他の同様なシステムと比べると
欠点といえる仕様ですね。
Drupalをアクティブに使っている人ほどこの問題は深刻です。。。。
このサイトも多数の追加モジュールを利用しているのですが
現時点では利用できないものも多数あります。
時間が解決してくれると思いますがいつになるのかな。
とりあえずやり始めたことは最後までやってみることがポリシーなので
一通りできる範囲でサイトをDrupal5に変更してみました!
見た目上は以前のサイトと同程度に見えるかも知れませんが
実はごまかし多数^^;
時間の必要な悩みの種がまた一つ増えてしまった。。。
はじめは十分に空きのあったはずのディスクも
いつの間にかいっぱいになって慌てたことはありませんか?
今回はこんな時のスマートな解決方法を紹介します。
まずはディスク全体の確認
これにはdfコマンドを利用します。
df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/sda2 1012M 362M 599M 38% / /dev/sda1 99M 26M 69M 27% /boot /dev/sda7 88G 1.6G 82G 2% /home none 503M 0 503M 0% /dev/shm /dev/sda5 9.9G 2.2G 7.3G 23% /usr /dev/sda6 9.9G 2.2G 7.2G 24% /var
こんな感じになって使用状態が一目で分かります。
ここでUse%のところに注目し、100%に近づいているところが
危険領域です。(ディスクを多く使っている)
では次に、その多く使っている領域の何がディスクを圧迫させているかを調べます。
例) /usr の利用状況を調べる
du -s /usr/*/ |sort -rn
678248 /usr/local 390796 /usr/share 346412 /usr/lib 194780 /usr/src 94332 /usr/java 54788 /usr/bin 15072 /usr/sbin 14048 /usr/include 12780 /usr/kerberos 8768 /usr/X11R6 3132 /usr/libexec 4 /usr/games 4 /usr/etc 4 /usr/dict 0 /usr/tmp
こんな感じにディレクトリ毎に使用している容量が分かります。
使用量の多いディレクトリをチェックして
余分なファイルを削除する等することでディスクを空けましょう。
これで解決です。
Linux系OSをご利用になる場合
クライアント用途よりもサーバ用途でご利用になる方は多いでしょう。
そこで利用する様々なサービスではそれぞれデーモンがあるわけですが、
その起動についてはデーモンのインストール時に自動的に設定されます。
(ランレベル毎OSの起動に合わせてそのデーモンを起動するか否かですね)
人によっては必要のないサービスも立ち上がっている方は多いのではないでしょうか?
手動で毎回不要なデーモンを止めることもありでしょうが、
どうせならスマートに起動しないようにしておきたいところですよね?
今回はその方法のご紹介です。
まずは状態の確認。
chkconfigコマンドを使いましょう。
# chkconfig --list
netfs 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
network 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
apache2 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
・
・
・
fam 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
named9 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off
courier-imap 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
例えばこの中のapache2デーモンの起動をやめたいとします。
その場合
chkconfig apache2 off
とすると、次回以降のOS起動ではapache2デーモンは立ち上がらなくなります。
やっぱり元に戻したいという場合は、
chkconfig apache2 on
とすると次回以降のOS起動でデーモンが起動するようになります。
もう少し詳細に制御したい場合はランレベルを指定することでピンポイントで
ON/OFF出来ます。
chkconfig --level=2345 apache2 off
こんな感じです。
これで無駄なメモリ消費もなくなりますので、一度チューニングしてみてはいかがでしょうか?
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